病院について②
前記事「病院について①」から繋がっています。
そこで次の日に乗り込んだ大学病院の皮膚科(4階にある。下に待合室の写真あり)。
大学病院の外来診療部(Poliklinik)も午前中しか開いてないので、混んでいるのを見越して一応開業時間に行きました。でも、やはり大学病院でも正規のTerminが必要なようで、それだと一週間待ちになるのが普通です。ここでも必死の訴えでなんとかTermin患者の診察終了後にもぐりこませてもらえ、13時半頃に診察室へ。
そこで、「4、5日の入院と生体検査のための小手術」と言われた時の衝撃たるや。
少なくともゲッティンゲン大学病院では、感染性ではないこともわかっても、原因がわからなければ抗生物質のような強目の薬は処方してもらえません! これはストレス等の心理的原因によるものだと思うとのことでしたが、ちゃんと原因を探るためにリングノートの穴くらいの皮膚を1、2個摘出する生体検査に同意することになりました。一応生体検査も手術扱いなため、簡単な同意書にサインしないと実行されません、ご安心を。
こうしてPoliklinikの病棟に隣接するBetthausでの入院が決まり、初日に小手術がなされました(もちろん部分麻酔付き!)。
お風呂もトイレもある結構広い二人部屋に入れられ、時々看護師やお医者さんが来る生活。
毎日掃除もしてもらえるし三食ちゃんと出る楽園のようなところでした。食事のメニューも朝と夜は選択肢が少ないけどちゃんと選べます。タオル、入院着、飲み物は支給されますが、スリッパ、歯磨きやボディソープ等のアメニティはありません。自分で持って行きましょう。
病棟にはレストランやカフェ、キオスクもあるため、土日は開店時間が激短になることを除けば結構便利です。
土日にはお医者さんはいませんが、看護師さんはちゃんといます。私は土日を挟んだため5日入院したことになりますが、入院費どころか処方された錠剤、塗り薬二つまでTK(留学生向けのミーティングで入会させられます)の保険がカバーしてくれました。
経過診察のため、退院後にもう一度外来診療部に行かなければなりませんが、退院日にお医者さんがそのアポイントメントを取ってくれます。もう待たなくても大丈夫!
また、入院や診察で大学を休むことになっても、病院での診察証明書をもらえるため、それを先生に提示すれば単位を落とすということはありません。もらうのを忘れないようにしましょう!
ドイツの病院は開業時間が短く、大学病院も例外ではありませんが、夜間と土日、祝日に開いているNotdienstが大学病院の地下にあります。
Notdienst> https://goettingen.de/staticsite/staticsite.php?menuid=24&refmenuid=393&reftopmenu=371&topmenu=308
とは言っても専門医に診てもらえるわけではないため、私のようなちょっと特殊な皮膚の症状だと、簡単な診察と塗り薬を処方してもらうしかできません。ただ、専門医(Praxisなり大学病院なり)への紹介書をもらうことができます。私がアポなしでもなんとかその日に診察してもらえたのも、「至急の診察を」と書かれた紹介書によるところが大きいと思います。「土日だから無理だ・・・」と病院に行くのを延ばし延ばしにせず、何か問題があったらNotdienstを駆け込み寺にするのをお勧めします。
*最後に・・・病院での会話は日頃使うことがない用語が多いため、入院初日は私は日本語ができるドイツ人バディの力を借り、そのあとは同室の人に簡単に説明してもらうなどして看護師さんやお医者さんとコミュニケーションを取っていました。
あまり緊急でないけど病院に行きたい、でもコミュニケーションで苦労したくないという人は、デュッセルドルフの日本語が使える病院に行くことをお勧めします。
ゲッティンゲンからならデュッセルドルフはそこまで遠くないので、ドイツ語もしくは英語で病院にかかるのが不安という方は、デュッセルドルフ日本人情報サイトなどで調べてみると良いでしょう。
〜今回使った単語〜
Poliklinik 外来診療所
Praxis (開業医の)診療所、医院
Termin アポイントメント
Antibiotikum 抗生物質
Salbe 塗り薬
Biopsie 生体検査、バイオプシー
Poliklinikの待合室。番号で呼ばれ、指定の診察室へ向かう。
下の写真>お昼ご飯の写真。お昼はしっかりめだけど、朝食と夕食は簡単な火の通ったものでないいわゆるkalt essen。
ちなみに、薬の入ったケースを毎朝看護師さんが持ってきてくれる。一緒についている紙で翌日食べたいものを三食分選んで申請できる。
0コメント